労務問題の解決事例
勤務態度が悪い社員の本採用を見送ろうとしたところ、従業員からは勤務継続の上申が出されたため、退職勧奨の対応について相談
試用期間中であっても自由に解雇ができることではないことを依頼者に説明。
その上で、退職に向けて協議を重ねる退職勧奨を実施いたしました。
従業員が休業中ということもあり、退職勧奨が強制にならないように準備をいたしました。
また、時間、場所、面談人数などについてもいアドバイスしました
今回は、就業規則でも休職期間が長かったこともあり、そもそも普通解雇の要件も満たしている事例ではありましたが、
穏便に済ませるためにも依頼者にも協力頂き、特に金銭解決も含めず、無事に退職勧奨が完了しました。
弊所では、勧奨時に強制にならないようにアドバイスをしたり、模擬トークを支援したり、雛形を提供するなど、裏方に従事しました。
試用期間中はいつでも解雇できる(本採用を拒否できる)と考えている経営者が意外に多いと感じております。そのため、試用期間中でも解雇の制限が少し緩くなるだけで、きちんとした解雇理由が必要であることを説明することからスタートします。
本件では、勤務態度に明瞭な不良があったので無事に退職勧奨が進めることが可能な事案でした。